パウダースノーを追い求めていくと避けて通れない自然現象が「雪崩(アバランチ)」です。人の手によって管理されたゲレンデ内では遭遇する確率は低いですが、バックカントリーなど人の手が入っていない自然の雪山を滑る場合、遭遇する確率は高くなっていきます。

そもそも雪崩とは山の斜面に降り積もった雪が、雪自らの重みもしくは外部からの刺激によって崩れ落ちる現象のことで、大雑把に分けると雪の層の途中から崩れる表層雪崩と、雪の層全体が崩れる全層雪崩に分かれます。ハイシーズンには表層雪崩の発生が多く、春先になるにつれて全層雪崩の発生が多くなっていきます。このうちパウダースノーと関係が深いのは表層雪崩です。

表層雪崩は、弱層と呼ばれる崩れやすい雪の層の上に積もった雪が崩れる雪崩で、大量の降雪があった時や、気温が急激に上昇もしくは下降したときなどに発生する確率が高くなります。ドカ雪が降ったときはパウダーラン日和なわけですが、雪崩の危険性も高くなるわけです。そして急斜面や、樹木など障害物のない広大な斜面や沢筋、雪庇の下側など雪が崩れたときに雪が流れやすい、または大量に雪がたまるといったポイントが雪崩の発生しやすい場所です。ここもパウダースノーにありつくために入るポイントと重なりますよね。

雪崩事故といえば、雪山を滑っていて不意に雪崩が発生して巻き込まれるといった偶発的な自然災害だと思われがちですが、実際には雪崩事故の約7割は人為的な原因による発生とされています。人為的な原因とは、スキーヤー・スノーボーダーが滑ることによって雪が崩れ雪崩が発生するというものです。特に複数で滑る際に間隔を空けないで滑り始めたり、急斜面でのトラバース(横断)、斜面で何人もかたまって休むなど雪の層に切れ目や大きな負担をかける行為は大変危険です。

バックカントリーでの自然の雪山はもちろん、大雪が降ったときの急斜面コースなどゲレンデ内でも雪崩がおきる可能性はゼロではありませんので、パウダーランを楽しむときには雪崩への警戒を常に持つようにしましょう。パウダースノーを追い求めてゲレンデ外の雪崩警戒エリアなどに入っていくのはもってのほかです。

【参考サイト・書籍】雪崩の知識・対処法の参考に...
日本雪崩ネットワーク
雪崩情報ページ
THE NORTH ISLAND
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昨日は夏山合宿反省会がありました。 夏山合宿(定着合宿・縦走合宿)の反省と共に、今年の春山合宿で九州大学山岳部が起こした雪崩事故の反省もおこないました。 本... 続きを読む

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