映像をパソコンに取り込む
パソコン上で編集するためには、まずカメラで撮影した映像をパソコンに取り込む(キャプチャする)必要があります。記録方式の違いでDVとMPEGに分かれますが、それぞれ解説したいと思います。
DV方式(IEEE1394)
DV方式で撮影された映像は、DV端子(i-LINK・IEEE1394)経由でパソコンに送られ、AVI形式のファイルとして保存されます。取り込みはリアルタイムで行われます。つまり5分撮影した映像を取り込むには、同じく5分かかるわけです。さらに取り込むときにはいくつか注意が必要です。
- ソフトの設定
使用するソフトのファイル保存形式が、AVIファイルとなっているか確認してください。ソフトによってはDVD規格のMPEG2やVCD規格のMPEG1など、DV規格のAVIファイル以外でも保存が出来るものもありますが、画質が落ちてしまいますので取り込むときは必ずDV規格のAVIファイルで保存される設定になっているか確認しましょう。 - 余計なソフトを立ち上げない
キャプチャ中は、リアルタイムで送られてきたデータをファイルに保存しています。アプリケーションを同時に実行していてパソコンの処理能力が分散されると、保存した映像のコマ落ちや音飛びなどが発生しますので、キャプチャ時は余計なアプリケーションを閉じておくことを忘れずに。 - ハードディスクの最適化(デフラグ)
ファイルを消したりコピーしたりを繰り返すと、ハードディスク内に保存されるファイルのデータが断片化して、大きなファイルの読み書きが遅くなったりします。これを解消するのがハードディスクの最適化という作業で、Windows付属の「ディスクデフラグ」というアプリケーションで行うことが出来ます。
そしてDV規格のAVIファイルは、ハードディスクの容量を消費しますので撮影したテープをまるごと取り込むのではなく、使用する部分のみを取り込んだほうが効率的です。この場合使う映像の前後に数秒間程度の余裕を入れて取り込みましょう。
MPEG形式
DVDハンディカム、ハードディスクムービー、ムービーカメラ等、MPEG2またはMPEG4形式で撮影された映像は、すでにカメラ内でパソコンで取り扱えるファイル形式で保存されていますので、取り込むのは簡単です。
DVDハンディカムの場合は、DVDをそのままドライブに入れてファイルをパソコンに取り込めば完了ですし、USB端子にてカメラをパソコンに接続してファイルを読み込むこともできます。ハードディスクムービーやムービーカメラの場合もUSB端子でパソコンと接続可能ですし、記録メディアがSDカードやCFであれば、カードリーダーでファイルを読み込むこともできます。
USBには1.1と2.0の規格がありますが、どちらでもファイル転送は可能です。ただし2.0の方が転送速度が早いので(記録メディアの転送速度が遅いと2.0でもファイル転送は遅くなります)、長時間の撮影をたくさん取り込む時はUSB2.0にしておきたいところです。古いパソコンでUSB1.1の端子しか備えていない場合は、数千円程度で拡張できますので検討してみてください。→参考
またMPEG形式で撮影された映像の取り込みは、DV規格の映像の取り込みと違いファイル単位での取り込みとなります。したがって使う部分のみの取り込みができません。固定カメラなどにして途中で止めずに一気に撮影した場合は、大きなサイズのファイルとなるので注意してください。
MPEG形式の映像は編集ソフトによっては編集が出来ない場合があります(特にMPEG4)。この場合対応したソフトで編集するか、変換ソフトにてAVI形式など扱い易いファイル形式に変換すると良いでしょう。フリーソフトでもありますので試してみてください。
映像を取り込むときの注意
特に長編を作成する時にありがちなのですが、映像を取り込んだはいいが、どのファイルが何の映像かわからなくなった...ということがよくあります。大抵ファイル名には取り込んだ日付かMPEG形式なら撮影された日付が入りますが、これだけでは後でわからなくなる事は必至です。
パソコンに取り込んだらフォルダに分けて、ファイル名もわかりやすくしておきましょう。4W1H(いつ どこで だれが どのように なにをした)で表記しておくと完璧です。
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