カメラの設定と取り扱い
スノーボードという動きのあるものを撮影する場合、カメラの設定を間違えると手ぶれが激しくなったり、ライダーが画面からはみ出したりと、せっかく撮影した映像も台無しとなってしまいます。また、冬の寒い雪山での撮影が多くなりますので、通常の使用とは違ったトラブルがカメラに起こりがちです。決定的な撮影チャンスを逃さないためにも、カメラの設定や取り扱いには注意したいものです。
ズームは使わない
これは我々素人フィルマーが最初にやりがちな失敗です。ズームは遠くのモノを大きく撮影できる一見便利な機能ですが、反面手ぶれなどの細かいカメラ移動も大きくしてしまいます。また画面が暗くなってしまう弊害もあります。被写体を大きく撮りたい場合は近づいて撮影しましょう。どうしても使う場合は両手でしっかりカメラを支えて手ぶれを最小限におさえるか、三脚を利用すると良いでしょう。
オートフォーカスも使わない
これは場合にもよるのですが、追い撮り(スノーボード・スキーで一緒に滑りながら撮影する)などカメラがぶれやすい撮影方法だと、思わぬところで遠くのモノにフォーカスが合ってしまい、ライダーがぼやけてしまうことがあります。特にナイターなど暗い場所での撮影だとフォーカスが狂いやすいので、私の場合は常にパンフォーカスで撮影して、オートフォーカスは使用していません。
逆光補正・エフェクト機能も使わない
逆光とは太陽などの光源が、被写体の後ろにきている状態のことを指します。そのまま撮影すると被写体が暗めになってしまい、顔の表情などがわからなくなったりしてしまうのですが、これを補正する機能が逆光補正です。しかし補正によって被写体の背景が明るくなりすぎて映像が不自然な感じになるので、私は使用した事はありません。また映像をセピア色にしたり、古いムービーのように撮影するといったカメラ側で設定するエフェクトも、映像ソース自体が加工されてしまうのでやめましょう。そのような加工は編集ソフトで出来ます。
ホワイトバランスの設定
ホワイトバランスとは、光源によって変わる色調を補正する機能のことです。同じ白い紙でも太陽の下では黄色っぽく、蛍光灯の下では青っぽくなります。このような色調のバランスを補正し、被写体を本来の色に見えるようにする機能がホワイトバランスです。通常はオートとなっていますので、カメラ側で自動的に設定を変えてくれますが、正しく設定されるには電源を入れたときに数十秒間白いものを映しておく必要があります。頻繁に電源を入れたり切ったりする場合は、「屋外」や「蛍光灯」といったプリセットに設定するか、いったんオートでホワイトバランスを調整した後「ホールド」にして固定すると良いでしょう。しかしながらあまり神経質になることはないかと思います。
カメラの携帯方法
カメラの携帯方法は結構重要です。バックパックに詰めて持ち運ぶのはあまりお勧めしません。キッカーを作成したり、パークで撮影したりするような場合は、撮影場所の移動も少なく三脚など大型の機材を持ち込んだりする場合もありますのでそれでも良いのですが、ゲレンデ上で撮影ポイントを転々と変えていく場合は、いつ何処で撮影チャンスが来るかわかりませんし、そのたびにカメラをバックパックから出し入れするのは非常に手間がかかります。この手間が撮影の意欲をそぎ、結果ソース不足...ということにもなりますので、撮りたい時に撮れるようにカメラを携帯するのがベストです。カメラによってはムリな場合もありますが、ネックストラップで首から下げてウェア内にしまっておくのが良いかと思います。
降雪時の撮影
いつも晴天で撮影できればよいのですが、降雪と撮影が重なる時はよくあります。一番良いのは防水パックを購入してカメラを雪から守る方法です。しかし防水パックは価格が高く、なかなか購入するのは難しいという人も多いかと思います。ビニール袋にカメラを入れ、録画ボタンなどコントロール部分とレンズ部分だけ出して、さらに上からタオルを巻くという方法で少量の降雪なら対応できますが、降雪や風量が多い時は撮影を見送った方が無難と言えます。また降雪やパウダーのスプレーなどでレンズに水滴がついてしまう時がよくあります、あたふたしないためにもレンズ拭きは必ず持っておきましょう。私はゴーグル用のレンズ拭きを使用しています。
ロッジで休むときや、撮影が終わったら
雪山での撮影すると当然カメラは冷えます。冷えた状態のカメラを暖かいロッジに持ち込むと、ロッジの暖かい空気がカメラ内で急激に冷やされ水滴が発生します。これがいわゆる「結露」という現象で、カメラの故障原因となります。休憩や撮影が終わって暖かい場所に入る時は、入る前に密封できるビニール袋にカメラを入れ、カメラの温度が室温と同じになるのを待ってから取り扱うと良いでしょう。またDVカメラの場合、撮影が終わったらテープをすぐ取り出しておきましょう。
Track Back(0)
トラックバックURL: http://www.ex-snow.net/cms/mt-tb.cgi/134


